Deadly!

アラサー女の備忘録。映画、英語、海外のことなどをつづります。誰かの役に立てるのなら幸いです。

【感想】ザ・ボーイ 人形少年の館【ネタバレなし】

突然ですが、丸谷はビビリです。ビビリなのでホラー映画が苦手です。しかしそろそろホラーも見られるようになりたい、ということで、妹と一緒に家でホラー映画を見ています。邦画だと本当に起こりそうで怖いので洋画オンリーですが・・・(笑)GWで妹が帰省したので久々にホラー映画鑑賞会しました。

映画情報

ザ・ボーイ 人形少年の館 / The Boy

★★★2016年 / アメリカ / ウィリアム・ブレント・ベル 監督

PLAY

過去と決別するためアメリカからイギリスにやって来たグレタは、老夫婦と暮らす8歳の少年のベビーシッターを引き受けることに。しかし、その少年ブラームスは、人間サイズの人形だった。ブラームスを溺愛する老夫婦は、世話する際の「10のルール」を徹底して守るようグレタに言いつけ、旅行へと出かける。やがてグレタがルールを破ったことをきっかけに、人形に奇妙な現象が起こりはじめる。(映画.comより抜粋)

感想

アメリカからやってきたグレタが住み込みで働くのは、イギリスらしい古くも可愛らしいお屋敷です。まだ何も始まっていないので、単純に可愛い建物だな~住んでみたいな~と楽しくなるのですが、徐々に古さもあいまって不気味に思えてきます・・・それだけで比較的新しい家の多いアメリカが舞台のホラーとは少し違う雰囲気ですね。

このお屋敷でグレタがまず出会うのは日用品を配達してくれる青年マルコムです。同年代でフレンドリーな彼は、グレタにとっても私にとってもここでの癒しとなります(笑)

さて次に出会うのが、屋敷の主であり雇い主でもある老夫婦。だんだんと不穏な雰囲気が漂い始めます・・・おばあちゃんがなんか怖いんだもの!おばあちゃんにおじいちゃん(かわいい)を紹介され、ついにお世話をすることになる8歳の少年ブラームスとのご対面です。
そのブラームス君が、タイトルにもあるとおり、人形なんです。「アナベル」のような見るからに呪われている顔(笑)というわけではなく、結構きれいな顔をした少年サイズのお人形なのですが、なんだか不気味。しかも老夫婦がまじめに、生きた少年に接するようにブラームス人形君に話しかけるものだから恐怖しかない。グレタも紹介されたときに冗談かと思って笑ってしまうんですが、そのときの老夫婦、特におじいちゃんの「は?お前何笑ってんの??」という表情が怖い。(そしてかわいい)

マルコムの助けもあり、無事(?)働けることが決まったグレタ。一通りブラームス君のお世話をメインとしたお仕事内容を教えてもらい、老夫婦は久しぶりの旅行へと出かけます。旅行に出かける直前、これだけは守るように、とブラームス君を世話する際の「10のルール」を渡されます。
しかしグレタはブラームス君をただの人形だと思っているので、ルールを完全無視。ネットの繋がらない環境なので、懐かしの黒電話でアメリカにいる妹とおしゃべりしつつ、赤ワイン飲みつつ、とブラームス君なんて見向きもせずのんびり過ごします。

このあたりからいや~な、不気味な空気が濃くなります。

そしてある日、癒しのマルコムがナイトアウトへ誘ってくれます。なんだかんだマルコムを気に入っているグレタは、デートの定番であるピンクのワンピースを用意してシャワーを浴びます。しかし、「10のルール」のひとつに「絶対に一人にしない」というものがあったため、ついにブラームス君が覚醒し・・・!!?

これ以上はネタバレになりますのでストップしますが、後半にまさか!の展開が待っています。

死霊館」と「アナベル」シリーズくらいしか見ていないホラー初心者ですが、それらのシリーズと比べると叫ぶようなポイントもあまりなく、びっくりするシーンはあってもやばい!こわい!むり!みたいなことになならないので、怖がりさんも比較的見やすい映画かなと思います。

これから徐々にホラー耐性をつけていきたい丸谷でした。

(6 May 2019 / @Netflix)