スパイダーマンと言えば、ピーター・パーカー。ヒーローと言えば、最初から強くて、弱さを表に出さずにみんなを救う。そんなイメージってありませんか？私はスパイダーマンはトム・ホランドくん版(ホームカミング)しか見たことないし、あとはPS4のゲームをプレイしただけで、ピーター・パーカー以外にもいるのはなんとなく、名前だけ知っているレベルなんですが、この映画はそれでもとても楽しめました。
映画情報
スパイダーマン：スパイダーバース / Spider-Man: Into The Spider-Verse
★★★★★ 2018年 / アメリカ / ボブ・ペルシケッティ監督
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ニューヨーク・ブルックリンの名門私立校に通う中学生のマイルス・モラレス。実は彼はスパイダーマンでもあるのだが、まだその力をうまくコントロールできずにいた。そんな中、何者かによって時空が歪めらる事態が発生。それにより、全く異なる次元で活躍するさまざまなスパイダーマンたちがマイルスの世界に集まる。そこで長年スパイダーマンとして活躍するピーター・パーカーと出会ったマイルスは、ピーターの指導の下で一人前のスパイダーマンになるための特訓を開始する。（映画.comより抜粋）
感想
この映画の売りのひとつ、楽しい映像美！CGの滑らかさと派手さ、アメコミらしいビビットな色彩、コミックのトーンのような効果、アニメなのにリアル感、すべてが絶妙に混ざり合わさっていました。これがおしゃれで可愛いんです！
スパイダーマンなのでスイングや戦闘などのアクションシーンも多いですが、迫力も申し分ない！4DXだと風を感じつつのスイングで臨場感たっぷり。全体的にすごく揺れて楽しい。この臨場感や揺れも、実写ではなくアニメだからこそだと思います。
主人公のマイルスだけでなく、いわゆる“スパイダーマン”をはじめ、スパイダー・グウェン、スパイダーマン・ノワール、ペニー・パーカー＆SP//drにスパイダー・ハムが勢ぞろい。正直私は半分しか知らない状態でしたが(笑)、みんな一通り自己紹介シーンがあるのでわかりやすいし、一人一人が個性的かつ魅力的でとても可愛い！みんな好きですが、私の一番のお気に入りは、異次元から来たスパイダーマンです。彼、驚き方が可愛い。お茶目可愛い。
ストーリーは、主人公マイルスの成長物語がメインになっています。マイルスはスパイダーマンの能力を手に入れたばかりで、その使い方を教えてくれる人も近くにおらず力をコントロールできない。大切な人を失うことを恐れているし、それ以前に自分の夢を厳しい親に話すことも躊躇していて、等身大の中学生、という感じです。そんな彼が異次元から来た仲間たちの助けを借りて「マスクのサイズが合うようになる」までに成長する。彼らのやり取りをはじめ、全体的にコミカルで笑ってしまうシーンがたくさんあるけど、仲間との絆や家族愛にはぐっときます。マイルスが少年らしさをもったまま成長してくれるのも嬉しいポイント。
さすがマーベル、エンドロールまでしっかり楽しめるので、ぜひ最初から最後まで、じっくり楽しんでいただきたい。
今回私は吹替での鑑賞でしたが、字幕でも見てみたいですね。英語でのやり取りが気になるし、ニコラス・ケイジがスパイダーマン・ノワール役らしいので、似合ってそう！でも個人的に、4DXで見るなら吹替をおススメします。あと、トビー・マグワイア版とアンドリュー・ガーフィールド版も見てみたいと思います！
ということで、1つ目の映画レビュー記事にぴったりの、みんなが楽しめる映画でした！オススメ！
(16 Mar. 2019 / @劇場4DX吹替)