ディズニーアニメの「ダンボ」ってたぶん観たことないんですよね、私。なのでアニメ版との比較なしで、実写単品として感想を書きたいと思います。
映画情報
ダンボ / Dumbo
★★★ 2019年 / アメリカ / ティム・バートン監督
PLAY
サーカス団に飼われ、大きな耳を使って空を飛ぶことができる小さなゾウの子ども「ダンボ」が、引き離された母親を助けるため、サーカス団の家族の力を借りて新たな一歩を踏み出す姿を描いた。(映画.comより抜粋)
感想
全体的に薄暗い中に独特でビビッドな色遣い。ダークなのにピュア。ティム・バートン監督らしい感じがちょうどよく出ていました。
ダンボは質感がリアルなこともあって、はじめはちょっと気持ち悪いと思っていました(笑)が、だんだんと可愛く見えてくる。特にあの瞳。シャボン玉を見つめるシーンでは、まさに夢中になっている感じが伝わってきます。
ティム・バートン監督の作品って、悪役は悪役っぽさがにじみ出ていて、かつ滑稽な印象なんですが、今回もマイケル・キートン演じるヴァンデバーがそんな雰囲気を出していたと思います。また、悪役に対する制裁が容赦なくて好き。
子供たち、特に女の子のかわいさや、エヴァ・グリーンの美しさもティム・バートンぽさと合っていてよいです。
個人的にコリン・ファレルが好きなので見れて嬉しかったんですが、キャラクターとしてあまり魅力がない感じで、ちょっと物足りなかったです。サーカスの元花形だったこととか、退役軍人なこととか、もっと活かす道があったのではないかな。でも私としては彼の変わらずの眉毛と、片腕で馬に飛び乗るところが見れたので幸せです。
元のアニメが好きな方はまた違うように感じるかもしれませんが、子供も大人も楽しめる作品だと思います。
(30 Mar. 2019 / @劇場)